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Pythonなどなど

漫画で漫画制作の話をされるのが嫌い

漫画では漫画を描いてるキャラクターが不自然なくらいよく出てきます。
それがなんとなく嫌だという話です。
同様に小説で小説作りの話をされるのも嫌です。ドラマでドラマ制作現場の話は嫌です。


当然漫画家は漫画を、小説家は小説を熟知しているのでそういった登場人物が出てくるのは仕方ないのかもしれません。それに嫌いって言っても面白ければ全然問題ないです。面白い話はたくさんあります。

でも面白くなかった場合、内輪ネタを見せられてる気がしてムッとしてしまうのです。内輪ネタと感じた時点で面白さ30%減です。
だって大多数の読者って漫画作ったことないし、作ろうとも思ってないじゃないですか。それなのに漫画制作現場の話が長々と続くとうんざりしてきます。Gペンがどうとか正直興味ないです。そういう意味では、はじめから漫画制作がテーマの漫画ならいいと思います。たぶんその漫画を読むのは漫画作りに興味ある人達ですから。問題なのは突然漫画作りの話を挟んでくる漫画です。

たぶん作り手の方々には面白い話なんだと思います。でも普通の読者が面白いと思うものからはかなりずれてる気がします。そのずれを認識しにくい分、安易に漫画で漫画の話みたいなことをやるのって危険だと思うのです。漫画家はその道プロフェッショナルですからね。大学教授の講義みたいなもんです。自分が学生に対しどれだけ分かりにくい説明をしてるのか理解できてません。専門外の先生のほうが普通の言葉を使うから、分かりやすかったりするじゃないですか。

逆に漫画で小説を書く話とか、他のものを作る話だと、そこはかとなく知性を感じます。
単に新鮮なだけかもしれませんが、それだけでちょっと面白そうな感じがします。安心します。ああ、この人は漫画しか考えられない訳じゃないんだって。


少し話はそれますが、単行本の付録にネームがついてきたりしますけど、あれどれだけ需要あるんだろう?って思います。僕はちょっとだけ漫画作りをかじったことがあるのでネームとかは楽しめるんですけど、あんなのほとんどの人要らないですよね。